「眞子さんの結婚問題をはじめ、宮内庁の説明責任に関しては疑問を抱いている国民も多いでしょうし、宮内庁の課題でもあります。普段からの丁寧な情報発信を積み重ねていくことが大切だと思います」
万全を期して行なわれた3泊4日の地方訪問について、前出の記者が解説する。
「駅に人が集まる感染リスクを懸念し、ほとんどの道のりを自動車で移動されました。
20日の早朝に宮邸を出発したご夫妻は、名古屋駅直結のホテルで昼食休憩。夕方に伊勢神宮へ入り、そのまま宿泊されました」
翌日には伊勢神宮の『外宮』と『内宮』を参拝された。
秋篠宮ご夫妻に奉迎から不満の声
「終日雨天でしたが、ご参拝のタイミングだけ雨がやみました。晴れ男として知られる昭和天皇がもたらす好天を“エンペラーウェザー”と呼んだという話もあります。この日も“さすが皇位継承順位1位”といった雰囲気でしたが、モーニング姿の秋篠宮さまはお疲れのご様子で、心なしか足取りも重いようにお見受けしました」(前出・記者、以下同)
参拝を終えたご夫妻が、神宮内で約2時間の昼食休憩を取った後、奈良県橿原市へと車で向かったのが冒頭の場面。午後6時前にホテルに着くと、翌日のハードスケジュールに備えて休養された。
「3日目の22日には初代天皇とされる『神武天皇陵』や、京都府の『孝明天皇陵』、『明治天皇陵』などをご参拝。『京都大宮御所』に宿泊し、最終日は大阪の空港から飛行機で帰京されました」
当初は'20年4月に行われるはずだった伊勢参りは、新型コロナの影響で先送りされ続けた。
「東京都八王子市にある『武蔵野陵』へのご参拝を済ませれば、一連のお代替わり行事は終了です。秋篠宮ご夫妻もホッとしておられるに違いありません」
随行職員の負担や不測の事態など、出発前から懸念の声が上がっていた地方訪問は無事に終わったかのように思えた。が、しかし─。
「秋篠宮さまにとって今回のお出ましは、おつらいものだったに違いありません」(宮内庁関係者)
現地で取材した『週刊女性』記者には、思い当たる節があった。初日の20日、伊勢神宮へ到着する秋篠宮ご夫妻を奉迎した“観客”から不満の声が噴出していたのだ。
「ご夫妻を乗せた車のスピードが速く、お顔が全然見えなかった……。皇室の方々は徐行で通過されると思っていたので驚きました。また秋篠宮家の印象が悪くなってしまいそうです」(都内から観光で訪れていた30代女性)