『街録ch』のインタビューで、鈴木氏は「もう視聴率なんか……何だったら“(番組を)見るな”って思ってるから」と当時の心境を吐露。さらに「あの日の放送である意味終わってるのかなっていう」と漏らした。

 “謝罪放送”から約1年『スマスマ』は続き、2016年12月26日に番組は最終回を迎える。

新たに収録したのは5人で歌った『世界に一つだけの花』

 最終回の4時間の特番のほとんどが過去のVTRの再放送で、新たに収録したのはメンバー5人で歌った『世界に一つだけの花』だったと鈴木氏は振り返った。

 そんな中にあっても、鈴木氏は生放送のパートを設けようと提案。生放送で視聴者からFAXを募り、フジテレビの西山喜久恵アナウンサー(52)が読み上げるという番組構成となった。

 しかし、その内容に「ツイッター見てたら“何だよこれ”って。“アナウンサーしかいないところにFAX募集して”って怒りの声がすごいあったんだけど」と苦情が殺到したという。

 なぜ番組はそのような構成になったのか――。鈴木氏は「俺の中では最後に0.001%ぐらいの奇跡を信じてて。“誰か来ねえかな”って思ってたの」と、SMAPの誰かが最終回の生放送に現れてほしいと願っていたと当時を振り返った。

「絶対ないんだけど、『世界に一つだけの花』歌って終わったのは分かってたけど」としつつも、「SMAPと番組作るときって面白いのは、1%の奇跡を信じるんだよね。普通だとなかなかありえないけど1%の奇跡とか……勝負強かったりするじゃないSMAPって。普通の人だと1%の奇跡の成分も入れないできっちり作るのが普通なんだけど」と語った。

 さらに『スマスマ』について、「もちろん続いてたらって思うこともあるけど。体力的にもしんどくなってくるし、もう1個言うと、番組の視聴率っていうのは下がってたし。今、もし続いてたとしたら、もしかしたらああいう終わり方じゃなくて普通に打ち切りになって終わってたかもしれない」と冷静に分析。