神崎さんのように公にはしていなくても、整形をしているコスプレイヤーは少なくないという。
「コスプレイヤーさんでも“あっ、これはいつぐらいに胸に入れたな”というのは私もわかります。隠しているけれど、裏で整形していることを明かしてくれる子もいます。私はもともと人見知りなのですが、仲が良くなかった子でも美容や整形について相談して、仲良くなれますね」
整形をしている芸能人も多いが、中には明らかにやりすぎという人もいる。神崎さんは過剰な整形を行う芸能人の気持ちを代弁する。
「病院の先生が、本人の希望した部分をそのまま手術したのだと思います。たいていの先生はナチュラルでなくなるのを避けるので“もう、やめておいた方がいい”と伝えていると思うんですけど、止められたところで結局みんなやってしまう。
私も口角をあげたいと伝えたら“ピエロみたいになっちゃうよ”と止められたけれど、やりたい気持ちが勝って結局やっちゃいました(笑)」
整形したことでポシティブになれた
整形の利点として神崎さんが語るのは、外見だけでなく内面の変化だ。自分の容姿に自信がつくことで、心にも余裕が出てくるという。
「ポジティブな言葉がよく出るようになりましたし、他の人と比べなくなりました。歩き方も座り方も“見て”という感じで、自信を持って行動できるようになりました。
以前は“あっちの子はSNSで同じ写真をアップしてるのに1000いいねがついている”と悔しくなってましたが、今は心に余裕を持てるようになり、他人と比べることもなくなりました」
整形をしてよかったと話す神崎さんだが、周囲からは「前の方がよかった」と言われることもあるのだそう。
「一番嫌な言葉ですね。思っていても、言わないでほしい。もう戻せないし、絶対前の方がよかったことはないと思うんですよ。なんだか嫌味にしか聞こえなくって。逆に嬉しいのはやっぱり“可愛くなった”ですね」
整形を公表したのは1年前。現在、整形や美容について語るYouTubeも運営している。そこでは整形のメリットだけでなく、整形の失敗についても明かしている。
「私自身、整形の失敗はたくさんありました。鼻は何度か失敗されて、映画『アバター』のキャラみたいにされたり、脂肪吸引も失敗されてボコボコになっていて、いまだに痕が残っています。その手術をした病院は、その後に逮捕されていました(笑)」