「“事務所を辞めた”という事実確認と、事務所ホームページに掲載された“訴訟が係属中”と書かれた文章の削除などを求めました。安田さんは事務所社長から“芸能界を引退しろ”などと言われたため話し合いを求めたが応じてもらえなかった。そればかりか、事務所は訴訟を起こして嫌がらせをしてきたというのです。ホームページに掲載されている文章も、芸能界で今後も仕事をしていくうえでの妨害行為だと主張しました」
しかし、裁判では事務所を辞めたという事実以外、安田の訴えは棄却。これにより、2020年12月にすべての係争は終了したのだが、なぜか今も元事務所ホームページに掲載された一文が残っているというわけなのだ。
「削除をする必要がない」との判決
元事務所に連絡すると、
「担当弁護士に聞いてほしい」
とのこと。なので、代理人弁護士に話を聞くと、
「裁判は“削除をする必要がない”との判決が出て、全面的に勝訴しました。その後、安田さんからの訴えもありませんし、判決に従って削除していないというだけです」
と言うが、裁判が終わっているのに削除しないのは、なんだかモヤモヤ……。
現在の心境を安田に聞くべく、5月中旬、自宅へと帰ってきた安田を直撃したが、
「何もお答えできないんです」
と話すだけだった。
前出のスポーツ紙記者は、
「裁判に提出された事務所側の答弁書には、“演技が致命的に下手”とか“そのときの恋人によって演技をやりたい、ファッションをやりたいと、言うことが二転三転する”なんてことも書かれていました。事務所社長は面談の場で“お前は俺が育てた”と発言したようですが、育ての親が子に難癖をつけるような裁判をするのでしょうか」
愛憎相半ばして嫌がらせ、なのか─。