無精ひげの理由は?
渋い低音の美声は“イケボ”と形容される。
「褒めていただけるのはありがたいけど、自分ではちょっと変わった声だなと思っています。いわゆる低音のイケボとは違う声質、ヘンテコな声だと思う。でもそれが逆に(声を)聞いてすぐにわかってもらえることにもつながりよかったと思うし、ありがたいです」
声だけでなく無精ひげが似合う“イケメン”。
「ひげは好きで、海外の俳優が生やしているのを見てカッコいいなと思っていました。年齢を重ねてようやくなじむようになってきたので、ここ1年はこのスタイルです」
高まる認知度とともに活躍の場はさらに広がりそう。
「アニメーションは僕自身を世に送り出してくれました。海外でも人気で才能あふれる人がたくさんいる世界で、引き続き面白い作品、役をやらせていただきたいです。役者については芝居を始めたころのような気持ちです。芝居って何だろう、深くてなかなか面白い、でも難しい。もう一度、芝居と対峙したいと思います。
この1、2年はドラマの作品に呼んでいただけて演技をする機会が増えました。『ナンバMG5』は声の仕事だけど実写のドラマという面白さがあり、参加できて感謝しています。アニメで演じているような癖のある人物や狂暴なキャラクターを実写でも演じることができたらと思っています」
声優と俳優、両輪で花を咲かせる。
家族に会いたい!
主演の間宮とは誕生日(6月11日)が一緒。「運命的なものを勝手に感じています。ドラマは(松の映像を見ながら)単独収録が基本なので、いつか間宮さんはじめ出演者にお会いしたい。特に難破家。早く家族に会いたいです」
素顔は……
クールでシュッとしているイメージだが「計画性がなくておおざっぱ。物忘れも多い。家を出て忘れ物に気づいて取りに帰ることを3往復することもあります。3回目になると本当に自分が嫌になります(笑)」