体調不良で昨年9月から無期限で芸能活動を休止していたGACKTが年内に活動を再開するという。5月16日、エージェント契約を結んでいる所属事務所が「病状の回復状況に合わせて年内に芸能活動を徐々に再開させて参ります」と発表した。
昨年、同事務所が活動休止について発表した時に病状についても公表しているが、《幼少からの神経系疾患がきっかけとなり、一時は命にも関わる状態》に陥り、その後容体は安定したが、《重度の発声障害が併発し 現段階では声を発する仕事の続行は不可能と医師から判断された》とのことだった。
海外で治療に専念していたという彼だが、現在は福岡県にある『九州再生医療センター 医療法人香華会 朱セルクリニック』という病院にいるとも発表。同日にクリニックのホームページにも治療中だとの旨が記された文書が出された。
事実と異なる報道も多数
同院は海外の医療機関を通じて治療を引き継いでいるという。これについてはGACKT本人が5月24日に発売された『女性自身』(2022年6月7日号)の取材に対し、「ドバイの仲間がこの病院を紹介してくれた」と答えている。
クリニックが出した“ご報告”には長文で詳細な病状が伝えられた。
《発声障害については通常治療で回復してきましたが、神経系疾患による免疫不全において全身皮膚炎や脱毛症が進行しており、当施設では当該治療にあたりご本人自身の細胞を用いた幹細胞治療とリハビリを開始しております》
現在は芸能活動再開の目処が立っているというが、この文書には驚いた。
今までも芸能人が体調不良で活動を休止した際などに所属事務所がコメントを出したり、場合によっては記者会見を開くことがあったが、入院先・通院先の病院が独自に“芸能人の患者”に関して病状や治療法、経過を発表するなど聞いたことがない。前代未聞である。
そもそも闘病の過程の段階で発表することにリスクがあるし、今のご時世、プライバシーの観点からなんでもかんでも報告すればいいというものではない、という風潮も生まれてきている。
『朱セルクリニック』の発表にはこのような記述もみられた。
《これまでもGACKT様の所属事務所の方には、マスコミ各社からご本人の体調について数多くのお問い合わせなどがあったようですが、その中には事実とは異なる報道も多数ございました》
こちらについては本来でればクリニックというより、所属事務所が触れる内容にもみえるが……。なぜこのような記述があるのだろうか。
「所属事務所がコメントを出しずらい部分を代弁している部分もあるのかもしれません」(テレビ局プロデューサー)
どういった意味か。