クリニックが出す「メディア対応はできかねます」
「GACKTさんは活動休止が発表された2021年11月に『週刊文春』で人妻との不倫疑惑が報じられています。記事によれば体調不良で芸能活動を休止していたはずの9月にその人妻を自宅に泊めていたということなどを夫が告発しています。
そのタイミングで多くのメディアが同じ事務所に取材を申し込んだのですが、なしのつぶてで“ノーコメント”という返事すらなかったそうです。それは雑誌社だけでなくワイドショー、つまりテレビ局でも同じでした。今回、事務所が《事実と異なる報道も多数》とコメント出すことで、また問い合わせがくることを危惧したのではないでしょうか」(同前)
これまで対応できなかったこと、これからも対応しないということを見越してクリニックに代弁してもらった部分もあるのかもしれない。その証拠というべきか、同院が出したコメントの最後はこのように締めくくられている。
《なおマスコミ・メディアの皆様方につきましては、当施設の患者様の対応に支障がでることから、本発表以外のお問い合わせ対応はできかねますので予めご了承下さい》
前出の『女性自身』には、GACKT本人がメールインタビューというかたちで取材に応じているが、これまでも同誌は折に触れて、彼のコメントを“独占”で得ることに成功している。本人と“太いパイプ”を持った記者がいて、彼の言い分に寄り添ってコメントを出すことができることができるがゆえに取材に応じている可能性が高い。事務所でなく本人がコメントを出すということ自体も異例だからだ。
マスコミを煙に巻く彼の“巧みな戦術”をそこにみた気がする。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之> ◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。