木村拓哉が主演を務める連続ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)が5月26日に第7話を迎え、世帯平均視聴率10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得した。
同ドラマは第3話で9.9%、第4話9.6%を記録し、“キムタク主演の連ドラで初めての1ケタ台”として業界内外に衝撃を与えたが、「テレ朝以外のドラマ関係者は、新たな木村主演作の企画に意欲的」(スポーツ紙記者)らしい。
テレ朝局内では“お通夜ムード”
テレ朝の「木曜ドラマ」枠で放送中の『未来への10カウント』は、網膜剥離や妻との死別により絶望の日々を送っていた元アマチュアボクサー・桐沢祥吾(木村)が、母校のボクシング部のコーチに就任して学生たちと関わっていくうちに、生きる気力を取り戻していくというストーリー。
「1990年代後半〜2000年代初期頃、木村の主演ドラマは高視聴率を連発。その後、テレビドラマ自体の衰退が指摘されるようになってからも、木村は“2ケタ視聴率”をキープし続けてきたので、常に各局が起用したがっていました。ちなみに、テレ朝『木曜ドラマ』枠では、18年1〜3月と20年6〜7月に放送された『BG〜身辺警護人〜』シリーズの主演に抜擢。第1章は全話平均15.2%、第2章も全話平均15.6%という好成績を収めています」(同・前)
一方、『未来への10カウント』は初回11.8%で発進後、第2話で10.5%をマークし、第3話で1ケタ台に転落。第4話はさらに後退してしまったが、第5話以降は再び2ケタ台を獲得している。
「そんな中、とあるニュースサイトが配信した記事では、同ドラマの“打ち切り説”が浮上。当初の予定よりも1話短縮して、全9話で放送する方針に……という内容でしたが、その後、なぜか当該記事は削除されています。“キムタク主演の連ドラで初めての打ち切り説”の真相は藪の中になってしまいましたが、テレ朝サイドが意気消沈しているのは間違いなさそう。
木村自身は視聴率で一喜一憂せず、撮影に集中しているというものの、局内のドラマ関係者は“お通夜ムード”らしいのです。木村は数字を持っているわけですから、それを生かせなかった自分たちの責任を感じているのでしょう」(テレビプロデューサー)