聞き慣れない言葉で、彼女との関係を説明する。
「“ツインソウル”は魂の片割れのこと。前世に1つだった魂が枝分かれし、心が共鳴した間柄を指します。片方の感情や心情の変化もリンクするんです。元妻もツインソウルだったんですよ」
Aさんと知り合ったのは、石川県にいた昨年のこと。
東京のツインソウルは「主婦」
「SNSを通して連絡があり、“私とあなたはツインソウルです。ぜひ会いましょう”と言われて。その後、石川県に足を運んでくれて何度かお会いしました。当時から資金援助してもらっていたんです」
東京での窮状をAさんに相談したところ、すぐさま中部地方にある自宅に招かれ、4月の初めから居候生活がスタートした。
「Aさんとは“魂の恋人”というプラトニックな関係でした。いずれは婿養子にでもなろうかな、と考えたりもしていました」
穏やかな時間を過ごしていたが、4月下旬に壱成は打ち合わせのために東京へ。
「数日で戻る予定でしたが、打ち合わせや撮影が立て続けに入って。ホテル代はAさんに出してもらっていました。しばらく帰れないことを伝えたら“私はあなたが頑張ってくれることがうれしいから、東京で別のツインソウルを見つけてほしい。また会いに行くから無理しないで”と言ってくださり、居候をいったん解消しました」
5月14日に元俳優の黒田勇樹とトークイベントを開催した際に、第2のツインソウルと出会う。
「僕のライブ配信によくコメントをくれていた都内在住の主婦・Bさんが客席にいて、イベント終了後に話しかけてくれたんです。彼女とはその日が初対面でしたが、ひと目で、彼女と僕はツインソウルだとわかりました」
運命的なものを感じた壱成は、その場で自分の付き人にならないかと提案する。
「今では仕事の打ち合わせにも同伴してもらっています。なにより彼女は“霊視”ができるので、オーラの良しあしがわかるんですよ」
今度はBさん夫妻に食事や資金などを援助してもらう生活を始めた壱成。定住せずヤドカリのように過ごしていると、また新たなツインソウルが現れた。