愛知県岡崎市出身の小川容疑者は地元の高校を卒業すると、愛知県警の警察官として勤務。4年半勤めたあと、一念発起してeスポーツのプロに転身する。eスポーツとは、ビデオゲームなどを使って対戦するスポーツ競技のこと。世界じゅうでさまざまな大会が開かれ、年収10億円を超える選手もいるほどだ。
小川容疑者は人気ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』のプロゲーマーとして活躍し、引退後はeスポーツアナリストへ。主にeスポーツのコーチングや全国高校eスポーツ選手権の解説などをしていたという。
容疑者の幼少期を知る実家の近隣住民はこう話す。
「可愛らしくて、明るいし活発だから友だちも多い子でね。お母さまも素晴らしい方で、地元のボランティア活動を一生懸命やっていらっしゃった」
冒頭の同級生も、
「カッコよくて、頭がよくて、スポーツマン。だから、いつもクラスの中心的な存在で目立っていましたね。生徒会でも役員をやっていたと思います。
それほど長身でもないですが、小学校から中学校まではバスケットボールをやっていた。あと、学校の駅伝大会にも出場していたし、とにかく活躍していましたね」
別の同級生は、容疑者の性格の良さをほめていた。
嫌いなやつなんて一人もいない
「みんな、タカヒトのことが大好きでした。嫌いなやつなんて、聞いたことがないですよ」
容疑者が15歳の少女にわいせつな行為をしたことについては、
「完璧な男ですから、女子にも当然モテていました。だから、少女に手を出すなんて……わけがわからないですよ」(同・同級生)
これほど評判のいい容疑者というのも稀だ。しかし、当人も容疑を認めているわけで、事件は事実と言えるだろう。容疑者は被害者女性に対して真摯に謝罪し、心の傷を少しでも癒やしていくしかないだろう。人生は、ゲームのようにリセットできない。