ではなぜ、そこから半年余りで離婚に至ったのか。一昨年2月に放送された『ボクらの時代』では、兄・佑がこんな話をしていた。飲んでいる友達から呼ばれると「夜中の2時」でも行ってしまう「しかも下戸で酒飲めない」のに、という弟を「心配」する内容だ。

社交的な柄本時生

 結婚後は家に「直帰」するようになったという時生だが、親友の前田に誘われれば、夜中に出かけることもあったのかもしれない。少なくとも、電話やメールはしていただろう。なにせ、かつては週2くらい呼び出され、愚痴を聞かされたり、ロボットダンスでご機嫌をとらされたりしていたとも報じられている。

 そんな夫に対し、入来が寂しさを募らせた可能性だってあるわけだ。実際、今年1月にはインスタで、こんな気持ちを綴っていた。

「少し前に、前髪を切ったことには気づいているだろうか。アイシャドウもリップも新しいんですよー。まぁ、気づいてないんだろうなぁ。笑」

 とまあ、あくまで想像とはいえ、芸能ファミリーの一員で社交好きでもある時生の場合、家族や友人のトーク、報じられるニュースなどから、手がかりが探しやすく、いろいろ想像もできるのである。

 なお「ブス会」では前田のことを「姫」と呼ぶことになっているらしい。時生はさしずめ、お気に入りの「しもべ」だろうか。現在ふたりは、舞台『パンドラの鐘』で共演中。先月には前田がインスタに、おそろいの髪型をしたツーショットを載せたりもした。

 そこで、ふたりの再婚を期待する声も出ている。なるほど、それもアリだろう。長続きするかどうかはともかく、前田のキャラならあのファミリーに入っても、肩身が狭く感じることはなさそうだし、ということで。

PROFILE●宝泉薫(ほうせん・かおる)アイドル、二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。近著に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)『平成の死 追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)