親子の“共演”は叶わず

 同大会の主催者は、日本ろうあ連盟。非常勤嘱託職員として週3日のテレワークを続ける佳子さまの勤務先だ。

佳子さまは当日、別の公務に出席されていました。東京体育館で行われた、障害者と健常者が音楽やダンスを自由に楽しむ『ドレミファダンスコンサート』です。チアリーディングチームのかけ声に合わせて、拳を突き上げられたり、踊る子どもたちに手を振られたりも。終始笑顔で楽しんでおられました」(前出・記者)

 同日に開催された2つの行事を分担された親子だが、

「一部では、佳子さまが両親との“共演”を拒絶されたのではないかと囁かれています。日本ろうあ連盟に勤務する佳子さまが、全国ろうあ者大会にお出ましにならないのは不自然だと指摘されているのです」(同・前)

 眞子さんと小室圭さんの結婚騒動を機に“親子の不和”が生じたといわれて久しい。

「姉の結婚を誰よりも応援されていた佳子さまと、小室家に対する不信感を募らせていたご夫妻の“溝”は、なかなか埋まらないといいます。秋篠宮さまが手話を特訓されたのは、長年にわたり手話に親しんでこられた佳子さまへの“歩み寄り”だとお見受けしました。ご一家が団結する青写真を描かれているに違いありません」(前出・皇室ジャーナリスト)

 鋭意努力されている秋篠宮さまに対し、佳子さまは“かたくな”な姿勢を貫かれているようで……。

5月21日、佳子さまが9月にご訪問予定であるハンガリーの交響楽団のコンサートへ
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「秋篠宮ご夫妻は6月17日、東京国立博物館で開催中の沖縄の本土復帰50年を記念した特別展『琉球』を鑑賞されました。この展覧会にはすでに、両陛下と上皇ご夫妻が足を運ばれています。美智子さまは、展示をご覧になりながら“多くの方、特に若い方に見ていただけるといいですね”とつぶやかれたとか」(前出・記者)

 秋篠宮ご夫妻は、感染対策などの観点から、閉館後の午後5時ごろから鑑賞された。

佳子さまのお仕事の折り合いもつきそうな時間帯ですが、お出ましはありませんでした。皇室においては、戦争体験の継承と、歴史への理解を深める行動が重んじられています。当然、ご両親とともにご覧になると思ったのですが……。ここでも親子の“共演”が叶わないとなれば、その距離は遠のく一方でしょう」(前出・ジャーナリスト)

 冷え切った親子関係が改善される日は、いつ─。


多賀幹子 ジャーナリスト。元・お茶の水女子大学講師。ニューヨークとロンドンに、合わせて10年以上在住し、教育、女性、英王室などをテーマに取材。『孤独は社会問題』(光文社)ほか著書多数