オールモロッコロケカーアクションも大迫力
渡航禁止国家に指定されているソマリアの代わりに、撮影は西アフリカのモロッコで行われた。異国的な風景や強烈な自然光から生まれるスケール感に加え、道路の上に土を重ねて舗装されていない道路にするなど、細部までリアルなセットは要チェックだ。
そして、カーアクションの迫力も圧巻。反乱軍の攻撃をかいくぐり、猛スピードで車を走らせるシーンは終盤の最大の山場。リュ監督も「この映画はできるだけ大きなスクリーンで鑑賞することをおすすめします」と語っているように、このドキドキハラハラはぜひ劇場で存分に味わうべし!
互いが憎悪を止めたとき
今作に込めたメッセージについて、「はたして、戦争と理念は誰のためのものなのか?と問いかけたかったのです。私たちが共に生きていくには憎悪を止めなければなりません」と語るリュ監督。互いを憎んでいた韓国と北朝鮮の大使館員たちが憎悪を止めたとき、脱出への道が開ける。これは、現在にも通じるテーマなのではないだろうか。
「全世界が苦しい時期を過ごしています。私たちが憎悪を止め、力を合わせたら、この状況からも共に脱することができると思います。みなさん、頑張りましょう」(リュ監督)
『モガディシュ 脱出までの14日間』
7月1日(金)新宿ピカデリーグランドシネマサンシャイン池袋ほか全国ロードショー
■提供:カルチュア・エンタテインメント
■配給:ツイン、カルチュア・パブリッシャーズ
7月1日(金)新宿ピカデリーグランドシネマサンシャイン池袋ほか全国ロードショー
■提供:カルチュア・エンタテインメント
■配給:ツイン、カルチュア・パブリッシャーズ