「悠仁さまが小学5年生だった'17年の夏には、小笠原諸島の父島や母島をおふたりでご訪問。小笠原の自然や食文化に触れたり、塹壕や軍道など戦争の痕跡を巡られたりも。悠仁さまにとって、かけがえのない体験になったようです」(秋篠宮家関係者)
旅行中には、父島で6時間半にも及ぶ登山にも挑戦。トレッキング中にすれ違ったという山のガイド・矢田部克也さんは、こう回顧する。
「男女ペア」で真っ暗な山道を…
「島の南端に位置する『ハートロック』という岩の上で、パノラマの絶景をおふたりで楽しそうにご覧になっていました。お土産店でもお見かけしまして“普通の仲よし親子”という印象でした」
'18年の夏休みには、広島県を私的に訪問された。
「おふたりで『原爆死没者慰霊碑』や『広島平和記念資料館』を回られました。戦争の悲惨さを肌で感じた悠仁さまは、上皇さまから引き継がれてきた“戦争体験の継承”の大切さに気づかれたのでは」(前出・記者、以下同)
'19年には夏休みを利用してご両親と、初めての海外となるブータンへ。
「国王夫妻を表敬訪問するなど、悠仁さまも国際親善を果たされました。海外に興味を広げられるきっかけとなったことは言うまでもありません。秋篠宮さまの教育方針は、“各地を訪れて、地元の文化や自然の素晴らしさを体感させる”ということ。紀子さまは、その思いを酌み、綿密な計画を練られていたのです」
コロナ禍に見舞われた“空白の2年”を経て迎える今年の夏─。
「高校1年生になられた悠仁さまとの過ごし方は、がらりと変わると思います。思春期真っただ中の悠仁さまにとって、重要なのは同世代とのひととき。母子旅行は、しばらくお預けになるでしょう」(前出・秋篠宮家関係者)
冒頭の『蓼科生活』は、悠仁さまにとって高校初めての夏休みに待ち受ける“山場”ともいえる。
「“ほぼ登山”といっても過言ではない合宿です(笑)。とても疲れますが、そのぶん絆は深まりました」(20代の筑附OB、以下同)
飯ごう炊さんやキャンプファイアなど、数ある思い出の中で、特に忘れられないのが“肝試し”だという。
「男女ペアになり、真っ暗な山道を歩きます。僕のときは当日のくじ引きで相手を決めましたが、好きな子とペアになるために、友達と交換して……。最近は女子から男子を指名することもあるとか」