“皇室脱出”への願望は、眞子さん以上
佳子さまは、上皇ご夫妻について「学ぶことが多い」と、前出の成年会見で述べられた。さる宮内庁関係者は語る。
「佳子さまのめざましいご活躍ぶりに、美智子さまは目を細めていらっしゃるとお見受けします。それと同時に、結婚されてからも清子さんのように、“実家との絆”を大切にしてほしいとの期待を膨らませておられるに違いありません」
定期的に“里帰り”して、上皇ご夫妻を精神的に支えてこられた清子さん。皇室の方々の集まりにも、たびたび顔を出し、交流されてきた。
「'17年6月には、皇族や皇室出身者が代々務めることになっている伊勢神宮の『祭主』に就任されました。神嘗祭や新嘗祭といった神事のほか、今年4月に秋篠宮ご夫妻が挙行された“お伊勢参り”への奉仕など、祭主の活動は多岐にわたります」(宮内庁OB、以下同)
それまで29年間務めていた上皇さまの姉・池田厚子さんがご高齢となったことに伴い、清子さんがお役目を引き継がれた形。
「祭主は家を留守にする機会も多く、体力的な負担も大きい。いずれは清子さんも、その座をどなたかに引き渡すことになるでしょう」
かつては、眞子さんが祭主を引き継ぐのではないかとも囁かれていた。
「天皇家の長子である愛子さまはもちろんですが、悠仁さまの姉君にあたる佳子さまにも、“祭主を務める覚悟”を持ち続けてほしい。そう願う気持ちは清子さんも美智子さまも同じでしょう。ただ、佳子さまが抱く“皇室脱出”への願望は、眞子さん以上だとも報じられています。清子さんのように、この先も皇室に関わってくれるかどうか、美智子さまは気がかりなのでは……」
祖母が胸の奥に抱える“一抹の不安”を、佳子さまは払拭されるだろうか─。
渡邉みどり ジャーナリスト。文化学園大学客員教授。60年以上にわたり皇室を取材し、『イギリス王室 愛と裏切りの真実』(主婦と生活社)など著書多数