「婚約内定当初、圭さんが弁護士になれるかどうかについては、秋篠宮さまにとっての“結婚条件”ではありませんでした。あくまでも“身の丈に合った暮らしをすればよい”とのご意向だったといいます」(秋篠宮家関係者)

 しかし、状況は変わった。愛娘が遠く離れた地で慎ましい生活を強いられているのだ。

「いつか合格すればいい」という考え

「NYで年収600万円のままでは元皇族が“身の丈に合った暮らしができる”とは言い難い。秋篠宮ご夫妻としても、再々受験は“背水の陣”の覚悟で臨んでほしいというお気持ちに違いありません」(同・前)

 では、圭さんが合格する見込みはいかほどか。前出の法曹関係者は「2度目の試験より合格の可能性は高い」とし、こう続ける。

「夫婦で渡米してから8か月ほどたち、家庭も仕事も軌道に乗っていると思います。落ち着いて勉強できる土壌は整っているということ。裏を返せば、慌ただしい環境下で臨んだ前回とは違って、言い訳は許されません」

 NY州の弁護士資格を持つ清原博弁護士は、

「圭さんの論文を読む限り、“語学の壁”はありません。惜しくも落ちた前回試験での苦手分野をつぶし、最後まで油断せずに臨めば、おのずと結果はついてくるでしょう」

 そう応援しつつも、再受験者特有のリスクを指摘する。

長女・眞子さんのNY生活を案じられている秋篠宮ご夫妻(5月20日)
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「複数回受験しているうちに“そのうち受かるだろう”と楽観的に捉えてしまうケースは少なくありません。再受験者の合格率が著しく低いのは、真剣に勉強せずに回数だけを重ねる人が一定数いるからです」(清原弁護士、以下同)

 3度目も不合格だった場合、勤務先からの解雇や強制帰国もあると囁かれたが、

「つい先日も圭さんの勤務風景が報じられており、事務所から就労ビザのサポートを受けていると思われます。これは、法務助手としての働きぶりが評価され、仮に弁護士になれなくても雇用し続けるという意思と信頼の表れではないでしょうか」

 滞米資格が保証され、切羽詰まった状況とは言い難い圭さん。

「彼の人生を振り返ると、経済的に追い込まれた場面では、周囲に助けられて乗り越えてきました。なにしろ座右の銘は“Letitbe”。クビや帰国が回避できる以上、弁護士デビューは喫緊の課題とはいえず“いつか合格すればいい”という考えが生まれることは想像に難くないですよね」(前出・記者)

 腹の奥底には、こうした“勝算”を潜ませているのか─。


池内ひろ美 夫婦・家族問題コンサルタント。『家族メンター協会』や一般社団法人『ガールパワー』で代表理事を務める

清原博 国際弁護士。アメリカの法律事務所で勤務後、帰国して『むさし国際法律事務所』を開業。多数のメディアに出演する