議席獲得のプレッシャーで常に不安、起きていたトラブル
《当選することだけが目的だったのかもしれないけど、選ばれた以上は国民の代表として自身の言動に責任を持つ意味でも自分の言葉が必要だったんじゃないかなと思う》
《では今からでもインタビューに答えればいいのでは?初当選の感想とか国会議員になったらこういうことをしたいとか国民は聞きたいと思います》
やはり、“タレント議員”に対する世間の風当たりは強いのか。SNSでも『東京新聞』が掲載した“コロナ対策の緩和”についての質問が、同じ自民党の朝日健太郎氏の回答と「ほぼ全く同じ内容」と指摘を受けてプチ炎上もした。
そもそも、生稲氏が出馬したきっかけはというと、
「ひとり娘が高校に入学し、ちょうど手が離れたタイミングに自民党から出馬を誘われたと聞きます。選挙期間中は慣れない演説を終えると、押し寄せてくるアイドル時代のファンとの写真撮影に応じていましたよ。6月に入ってからはスタッフが熱中症になるほどの猛暑のなかでしたので、生稲さんもクタクタ。人目につかないところでは肩を揉むような仕草でグッタリしていました」(政党関係者)
ゆえに、「出馬を決めてから選挙活動をするまで、すべてが急なスケジュールで周囲が期待する議席獲得のプレッシャーで常に不安な様子だったと聞く」(同政党関係者)という。そんなドタバタ劇のなかで、あるトラブルも起きていた。
「生稲さんは出演していた通販番組『痛快!買い物ランド ショップ島』を放送する『東京テレビランド』から損害賠償を求めて訴訟を起こされてています。出馬がきっかけで生稲さんの映像を使えなくなったからです。親会社は会社のHPに《訴訟提起に関するお知らせ》として訴える旨をしっかりと記した。相当な怒りを感じますね」(BS放送関係者)
『ショップ島』は1993年に放送を開始した老舗のテレビショッピング番組。現在は山田邦子、彦摩呂をメインに据えているが生稲もメインキャストのひとりだった。公職選挙法、民放連の放送基準などにより立候補したタレントは放送に出演しないのが普通だ。6月6日に東京地方裁判所で提訴され、所属事務所の『尾木プロダクション』を相手取り、900万円の支払いを求めている。最大2000万円〜4000万円に増額する可能性があるとも。
『東京テレビランド』の親会社である『ジェイ・エスコムホールディングス』の広報担当に話を聞いた。