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ー 『梨泰院クラス』そのまま
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ー 竹内涼真はハマっている

 

 2022年夏ドラマの中でも、話題性がトップクラスなのが『六本木クラス』(テレビ朝日系)。

 2020年にNetflixで配信され日本でも大ヒットを記録した韓国ドラマ『梨泰院クラス』。その日本版として舞台を東京・六本木に設定し制作されるということで、制作発表時から話題となった。命を失った父親の敵討ちとして大資本の外食チェーンに挑むというストーリーもそのまま踏襲される。

「設定やストーリーもですが、韓国版の主役パク・セロイの特徴的な髪型を、日本版の主役を演じる竹内涼真が忠実に再現しているビジュアルが解禁されてから、その役作りの本気度とともに、いっそう注目度が高まりました」

 と、あるスポーツ紙記者。

『梨泰院クラス』そのまま

「ダブルヒロインの新木優子と平手友梨奈、そして宿敵である会長役の香川照之も、原作の雰囲気をよく拾っているように感じます」(同)

 気になる第1話は7月7日に放送されたが、蓋を開けてみると、なおさら再現度に注目が集まった。

韓国版を知っている人にとっては、思っていた以上に“同じ”で、驚いた人が多かったようです」

 と言うのはあるドラマウォッチャー。

「近年も『24 JAPAN』や『ボイス』『SUITS』など、アメリカや韓国など海外のドラマを原作とする“日本版”ドラマは制作されますが、基本的にはいかにジャパナイズにもっていくかが注目のポイントのひとつになります。それでいて、いかに原作の面白い要素、特徴をうまくひろってくれているか。原作が人気作だったりキャラが強いほどその塩梅が大事になりますが、『24』のように、そのバランスが微妙で、高い評価を得られなかったものもある、諸刃の剣的な一面もあります」(同)

 今回の『六本木クラス』も、当然、原作ファンがどのぐらい満足できるかも大きなポイントだ。前出のドラマウォッチャーは言う。

「骨子の部分というかそのエッセンスはほぼほぼ『梨泰院クラス』そのままでした。さらに、お店の雰囲気や大外食チェーンのロゴデザイン、社長室などの内装、香川照之のファッションなど、日本と韓国の要素のハイブリッド的な印象を受けました。

 出演陣のビジュアルだけでなく表情や仕草、さらにカットなども“寄せて”いるようで、その“寄せ度”の高さから、日本版という以前に、日本を舞台に同じことをやる意味はあるのかと。パロディというか、“ものまねドラマ”のような雰囲気すら感じられるようでした」