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ー 「私の子どもではないことは確かです」
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ー 「何言ってるんだろうって思って」

 7月14日の昼下がり、東京地方裁判所に現れた1人の女性。おなじみの金髪にサングラス、黒マスクを着用し、その身には緑色の長いチェック柄のシャツをまとっている。出廷者の中でいちばん最後に登場したのは、タレントの加藤紗里。この日行われたのは、彼女に“損害賠償”を求める裁判だった。

「加藤さんを訴えたのは、子ども向けのYouTubeチャンネル『プリンセス姫スイートTV』に出演していた元人気ユーチューバーの大河内基樹さんです。'20年2月に掲載された『AERA.dot』のインタビュー記事で、加藤さんは元夫に大河内さんとの不倫を疑われていたことを明かし、その後、暴露系ユーチューバー・コレコレさんの生配信に参加した際には“(自分の)子どもの父親は大河内さん”とほのめかす発言をしました。

 大河内さんは、これらの行為によって名誉を傷つけられ、不倫疑惑によりイメージが低下したことでユーチューバーとしての活動もやめざるをえなくなり収入が減ったとして、約3000万円の損害賠償を求めて訴訟を起こしました」(スポーツ紙記者)

「私の子どもではないことは確かです」

 今年1月には、過去に大河内氏が加藤に“暴力団を使って怖い思いをさせることもできるんだよ”などと脅されて“洗脳状態”にあったことを、彼の知人が告白している。

「2人が出会ったのは'18年の秋とのことですが、トラブルとなっているのは'20年の6月から8月までの間の出来事です。“一緒に住んでいたのに、身体の関係はなかったのか”“2人で引越しの物件の内見に行った過去があるのに、本当に恋人関係ではなかったのか”これらが、今回の争点となっています」(同・スポーツ紙記者)

 まさに泥沼の様相を呈しているが、14日、大河内と加藤はともに宣誓を行い、予定通り14時に裁判は開始。前半は、大河内氏への事実確認からだった。

「弁護士との打ち合わせを入念に重ねたのでしょう。質問に対し、暗記した内容を一生懸命に答えているような印象でしたね。その姿を見た加藤さんは、ときどき呆れたような表情を見せていました。

 大河内さんの言い分は、加藤さんがコレコレさんの配信内で電話出演した際に自身との不倫を仄めかす発言をしたこと、及びそれを報じた数々のネット上の記事の内容は、すべて嘘だというもの。“加藤紗里と交際した過去はなく、あくまで仕事上のお付き合い”と主張しました。

 さらに、彼女から“子どもはあなたの子”“子ども作って、逃げるの?”と言われたと明かしましたが、“DNA鑑定をして、私の子どもではないことは確かです”“そのころ一緒に過ごしていた時期は、加藤に脅されて家に呼ばれていました”と、法廷では一貫して関係を否定し続けました」(傍聴した男性、以下同)