ふんどしにはさまざまな健康効果が
ゴムの締め付けは体に意外と大きな負担をかけていて、血行不良を招き、それがさまざまな症状を引き起こす。普段の下着をふんどしに変えるだけで、体にうれしい効果があることを、中川ケイヂさんとアイビー大腸肛門クリニック院長山田麻子さんの共著からご紹介したい。
《血行不良が、冷えをはじめ、便秘や下痢、生理痛、生理不順など、いろいろな病気を招く原因になります。
体を構成している筋肉や器官、臓器は、すべて血液が運ぶ酸素や栄養分、水分などをもとにして活動しているため、血液の流れが滞れば、どの部分もきちんと働けなくなるからです。
今ある不調を改善し、また予防するには、まず血流をよくすることが大事です》(『夜だけ「ふんどし」温活法』より)
ふんどしのメリットは締め付けがないことだけではない。風通しがいいため、デリケートゾーンのムレが解消される。
《デリケートゾーンは体から排出された汗、尿、おりもの、月経血といった水分が多く存在し、さらにはヘアで覆われているので、常に「高温多湿」の状態になりやすいのです。
そこへ、ぴったりフタをするように体に密着するパンツを履いていたら、より温度が高く、湿気が多くなるのは当然のこと。デリケートゾーンの悩みを解消するには、まず通気をよくすることが大事です》(『夜だけ「ふんどし」温活法』より)
多くの女性が悩むデリケートゾーンの「かゆみ」「におい」や、膣カンジダはムレによって菌が繁殖することで引き起こる。
そのため、高音多湿の状況をつくりやすい一般的な下着ではなく、通気性のよいふんどしを使えば、抜群に快適に過ごすことができる。