前澤氏はここ数年、“お金のない世界”、“お金に悩まない世界”を目指し、さまざまな取り組みをしてきた。その1つがツイッターによる“お金配り”だ。
気まぐれな報酬がたまにあるくらい
「“お金配り”に応募するには、前澤さんのツイッターアカウントをフォロー、そして該当ツイートをリツイートする必要がありました。これで前澤さんのツイッターアカウントは、日本一のフォロワー数に登りつめた。1000万超の人たちに今回のようなプロジェクトを“宣伝”出来るようになったというわけです。その結果が14万人というプロジェクト参加者です。
おそらく今後、参加メンバーの一部には“参加ボーナス”など、なんらかの形でまた報酬が配られると予想されます。しかし、“まとまった報酬”と考えた場合、プロジェクトによる事業に、明確に、形ある成果を上げた人のみに支払われるでしょう。つまり、前澤さんと一緒に仕事が出来るようなレベルの“優秀な人”だけ。14万人の中にそんな人は極々一部でしょう。つまりそれ以外の人は、気まぐれな報酬がたまにある、くらいに思っていたほうがいい。しかも現状は“今参加したほうがいい”というような先行者利益も少なさそうです」(前出・経済誌記者)
前澤氏が発信する“何か”に、いいねし、拡散し、アンケートに答える。もしかしたら報酬がもらえる。『みんなで会社を作ろうプロジェクト』と銘打っているが、もはや会社などではなく、前澤氏が作り上げた世界、『前澤経済圏』の中にいる従順な“民”といえるのではなかろうか。
たった1人は“ちり”だが、それは積もって14万人。皆すべからく豊かに人生を送れることを祈りたい。