カスタネットを使用する公演が増加

 KAT-TUNファンのTwitterユーザーらの投稿をまとめると、メンバーのMC中にタンバリンを鳴らして反応するファンがいたようで、「ライブ中タンバリン叩いてた人やばすぎて泣いた」「変な音するなと思ったけど、タンバリンだったの」「周りドン引きしてたよ」「マナー違反だろうと思ってたら案の定スタッフさんに注意されてた!」といったツイートも。

「KAT-TUNのライブでは、スタッフがタンバリン持参客を注意したようなのでまだ良かったけれど、B'zのほうはスタッフが入っていきにくい席の客だったためか、声かけはなかったそう。そもそもスタッフが気づいていなかった可能性もあり、タンバリンの音を聞かされ続けた周囲のファンは、相当なストレスだったのではないでしょうか」(同・前)

 一方、B'zやKAT-TUNのライブでのタンバリン問題がネット上で話題になると、「ゆずのライブと間違ってるんでしょうか」「ゆずっこか?」という指摘もチラホラ(※ゆずっこはゆずファンの愛称)。ゆずは“ライブ参加グッズ”としてタンバリンを販売しており、ほかにも、アーティスト側が楽器のグッズを出したり、それを観客がライブ中に使うことを勧めたりしているケースは増えているのだ。

「ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・BEYOOOOONDSのライブでは、今年、一部の楽曲で観客とともにカスタネットを叩くという演出を実施。Nissy(AAA・西島隆弘)も、10月から始まる『Nissy Entertainment 4th LIVE 〜DOME TOUR〜』のグッズでカスタネットを販売するようです。

 また、ジャニーズのグループだとNEWSも、8月末からスタートする『NEWS LIVE TOUR 2022 音楽』のグッズ一覧にカスタネットがあるため、やはり公演内で使用するのではないかとファンも注目しています。コロナ禍のため声援を送れない代わりに、ファンが気持ちを表現できる楽器グッズの導入が進んでいるのでしょう」(テレビ局関係者)

 B'z、またKAT-TUNのライブにタンバリンを持ち込んでしまった観客は、アーティストによっては客席での楽器使用を許可していないことを知らなかっただけなのかもしれない。しかし、どんな会場でも運営の指示に従い、周囲への配慮も忘れずに、許可されたグッズのみ用いてライブを楽しんでほしいものだ。