「ガーシー氏は自身の著書『死なばもろとも』(幻冬舎)でも、ケンカを『三国志』での戦いに例え、『本丸の周りにいる有力な武将から一人ずつ殺していくのが定石』と語っています。
間接的でもひろゆきさんの奥さんに刃を向ける可能性を仄めかしているので、ひろゆきさんの周りから……という考え方なのかもしれません。
ただ、以前YouTuberのヒカルさんから受けた攻撃に対しては、“自分の母親に迷惑が及んだ”としてそのやり方にブチ切れていましたね」
ドバイにいるから脅迫でも名誉棄損でも逮捕されることはないとネットを駆使してやりたい放題のガーシー氏。ただ、実際に日本では脅迫で町議が逮捕された例もある。
'21年、岡山県鏡野町の町議会議員は、脅迫の疑いで岡山県警津山署により逮捕された。同僚の男性町議に対し、「もたんぞ、わしにやられて。とことんいくぞ、わしはもう」「親からもろうた命じゃけえ、粗末にするなよ」「おまえら絶対つぶしちゃるけえ」と脅したとする容疑だった。
逮捕された町議員は「脅すつもりはなかった」などと供述していたが、その後有罪となり失職している。
この町議ほど直接的な表現ではないものの、ガーシー氏のひろゆき氏に対する発言は“脅し”と捉えられてしまうかもしれない。
ひろゆき氏との舌戦だけでも議員としての資質を問われているガーシー氏だが、著書『死なばもろとも』では過去の事とはいえ、反社との関わりも明かしている。
「ガーシー氏がすすきのでナイトクラブを経営していた際、反社にみかじめ料を払って店のケツモチをしてもらっていたエピソードが綴られています。毎月3万のほか、盆暮れ正月や組長の誕生日などのつきあいごとがあったそうです。
《夏場は甲子園の野球大会があるから、野球賭博に参加してケツモチに現金を落とすつきあいごとが習わしや》とも記していましたね。
20年以上前のことだと思われますが、今になっても当時のお店がそのことでうまくいっていたと自慢のように明かすなど、いくら過去のこととはいえ、議員としてふさわしい言動と言えるのか……」(スポーツ紙記者)
日に日に発言の場を狭められていくガーシー氏。ひろゆき氏はTwitterで《『悪党どもをはじき出す』とか『寝てる議員をシバく』とか言ってたのに詐欺の逃亡犯だから国会には登院せず》とも発言していた。
ひろゆき氏への脅迫まがいの発言で、ガーシー氏の帰国がより遠のいたようにも思えてしまう。彼に投票した国民は、国会の闇を暴くことを期待しているはずなのだが……。