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フジテレビの伝説的料理番組「料理の鉄人」で初代・和の鉄人として活躍した道場六三郎氏と、北海道の北央銘木、高知県の土佐龍がコラボ。一枚板の木製まな板「ろく板(いた)」を、クラウドファンディングサイト「Fannova(ファンノバ)」から限定発売した。
“いいまな板”とは、刃当たりよく、包容力のある木のまな板
初代・和の鉄人が絶賛するまな板は、木製のまな板。その理由を道場さんにうかがいました。
「固いまな板だと、包丁の刃を傷めてしまうし、柔らかすぎると包丁が食い込みすぎる。いい塩梅に食い込んで反発してくれるのが、いいまな板。そんなまな板に出合うと、切れ味もよくて、やっぱり料理が楽しくなるんですよ」
つまり、いいまな板の素材には、包丁を受け止める包容力が要、ということ。
さらに、木のまな板には食材の吸いつきもいいので、食材が安定して、包丁を入れやすくなります。
鉄人が選んだのは、「ばっこう柳」と「四万十ひのき」
道場さんは、数々ある木の種類から、この2種を選びました。どちらも日本の銘木で、日本の風土に合ったものです。
吸いつきの良さは絶品!幻の「ばっこう柳」のまな板
「料理人の中でも、使える人は限られている。料理人の憧れですよ」というのは、柳のまな板。
道場さんが料理人になった頃、もう70年以上前のこと、先輩料理人が柳のまな板に出合い、その使い心地の良さを自慢していたことがありました。
当時から柳のまな板は数少なく貴重な存在だったのです。
「食材を切ったとき、包丁の当たり具合がしっとりきてね。ピタッとくっついて、包丁の吸いつきがいいんだよ。粘りけがあって、しっとりくるね〜」