父・石田純一との距離を縮めた東尾理子の存在

 同じ二世タレントとして杏里にシンパシーを抱き、同じ運命も感じるようだ。

苦労して芸能人になった親と、まだ何も持っていない二世とでは貫禄が全然違うんです。僕も以前は父に遠慮していました。僕が麻薬で逮捕されて、迷惑をかけた気持ちから余計に離れてしまった。彼女の場合、お母さんが亡くなり、落ち着ける場所がなくなったんでしょうね

 壱成が2歳のときに両親は離婚。離れて暮らしていた父・石田純一との距離が縮まったのは、純一が東尾理子と再婚してからだった。

「理子ちゃんが環境をつくってくれたこともあります。ずっと別居だったから、今でも“親戚のおじさん”みたいな感じもありますけど」

東尾理子の誕生日会を開いた石田純一ファミリー(公式ブログより)
東尾理子の誕生日会を開いた石田純一ファミリー(公式ブログより)
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 自身も結婚と離婚を繰り返し、父の気持ちがわかるようになったという。

同じ立場になって気づいたことはあります。だから良子さんが生きていて、親子が同じ経験をしていたら、全然違っていたのではないか

“先輩”として、杏里へのアドバイスも聞いてみると、

やりたいことを見つけるのがいちばんだとは思いますが、流れに逆らわずに乗っていくことも大切。結婚と離婚は生き方を変えるチャンス。流れを大事にしてほしいですね

 壱成もどん底からはい上がってきた。杏里だって、やればできるはず!