小説家の霧野と同じく、文を書くことが好きというゆうたろう

「父の影響で昔から好きなんです。自分の気持ちを言葉にするのが得意じゃないんですけど、モヤモヤしているとき、そのとき感じていることを単語で紙にひたすら書き出して、くしゃくしゃにして捨てるとスッキリする、ということを一時期やっていました」

「わ、生きてる!」って感じる時間

 また、手紙にも思い入れが。

「初めてファンレターをいただいたときにすごく感動したんです。何回も書き直したあとがあって、いろいろ考えながら、長い時間かけて書いてくれたんだろうなと思うと、うれしくて。それで、僕も20歳のころから自分の誕生日に母へ手紙を書いてます。

 すごく応援してくれていて、会えなくても温もりを感じる存在なんですよね。僕は素直じゃないので好きな人ほど強く当たっちゃったりするんですけど、ふだん言えないことをこの日は言っちゃおうって。母は全部取っていて、たまに読み返してるみたいです。感想は聞きません。恥ずかしいから、言わないでって思う(笑)

 だが、舞台の感想は大歓迎!

「見終わってお客さんがどういう気持ちを抱くのか。想像できないし、すごく楽しみなので、ぜひ言葉にして届けてもらえたら嬉しいです。SNSでも、あるいは手紙でも!」


【家に帰ってまずすることは?】

「帰ったらすぐお風呂に入るというのを毎晩のルーティンにしています。ソファに座ると1時間くらいゆっくりしちゃうので。家でもしっかり汗をかきたいので、夏でも湯船につかります。重炭酸入浴剤を入れると、短時間でもめちゃめちゃ発汗するんですよ。“わ、生きてる!”って感じる時間です(笑)」

(公演情報)
パルコ・プロデュース2022
『桜文』

パルコ・プロデュース2022『桜文』
パルコ・プロデュース2022『桜文』

■東京/PARCO劇場 公演中〜9月25日
■大阪/ COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール 10月1日、2日
■愛知/名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館) 10月5日
■長野/サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)大ホール 10月8日


撮影/吉岡竜紀 ヘアメイク/木暮智大(bloc japon)