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ー 激ヤセ姿が報じられて

 

《親父お疲れ様。最後まで本当に勇敢に闘い抜いたね バチくそ格好良かったよ 親父の息子にしてくれてありがとう 生まれ変わってもイカした俳優とイカしたバンドマンの親子になろぜ 愛してるよ じゃね》

 バンド『Dragon Ash』のリーダー、降谷建志がインスタグラムを更新した。父で俳優の古谷一行さんが8月23日に亡くなったと所属事務所のフロム・ファーストプロダクションが公式サイトで発表。降谷は自身と古谷さん、古谷さんの孫にあたる降谷凪との写真とともに追悼のメッセージを投稿した。

激ヤセ姿が報じられて

追悼コメントとともにアップされた親子三代での写真(降谷建志のインスタグラムより)
追悼コメントとともにアップされた親子三代での写真(降谷建志のインスタグラムより)

 古谷さんは中央大学在学中に俳優座の養成所に入所し、舞台で活躍。'69年に『新選組』で映画デビューするとテレビドラマ『横溝正史シリーズ』(TBS系)の金田一耕助役や『金曜日の妻たちへ』(TBS系)などで人気を博した。

 だが、'21年1月に公開された映画『おもいで写真』を最後に仕事から離れ、激ヤセした姿が報じられていた。

「今年7月、以前と比べて体重が20キロも減ったと『女性セブン』が報じました。'20年9月に急性胃潰瘍で緊急搬送。体力も落ち、ウォーキングの頻度も少なくなっていました」(スポーツ紙記者)

 晩年の古谷さんは、病と闘い、乗り越えてきた。'11年10月に肺がんの診断を受け、同11月に手術。翌年2月に仕事に復帰した。3年後、脳に転移が見つかったが、放射線治療を受けて完治。今回も復帰を目指していたそうで……。

体調のほうは徐々に回復。外出する機会も増えました。仕事への復帰にも意欲的で、トレーニングにも通って体力づくりをしていたそうです」(芸能レポーター)

 情熱が衰えなかったのは家族の存在が大きかった。

息子の降谷さんは'08年にタレントのMEGUMIさんと結婚。'11年には古谷さんの家の隣に豪邸を建てました。古谷さんにとって近くに家族がいることも支えになっていました」(同・芸能レポーター)

 現在13歳の孫の降谷凪は、'20年に公開された映画『ラストレター』で俳優デビューした。

その映画は試写会で孫と一緒に見てきたけど、自然に演じていたよ

 '19年12月に週刊女性が同じ役者の道に進んだ孫への思いを聞いたところ、そう語っていた古谷さん。共演という夢舞台は叶わなかったが、子どもと孫の活躍を天国から見守り続けるのだろう。