「現在、警察の捜査が入っていますので、直接(園と)話ができる状況ではないので……(出欠を確認したかどうかを把握できていません)。
(今回の事故は)どういう原因で起こってしまったのか、(市の方でも)警察の聞き取りが行われている状況です。原因等も含めて確認をして、これから県と一緒に指導、再発防止に取り組んでいきたいとの思いで動いているところです」
「安全管理の徹底」が通達されていた
2021年8月25日、厚生労働省と文部科学省は福岡県中間市の事件を受けて、【保育所、幼稚園、認定こども園及び特別支援学校幼稚部における安全管理の徹底について】との書面を各都道府県・市町村保育課等に通達している。
【子どもの出欠状況に関する情報について、保護者への速やかな確認および、職員間における情報共有を徹底すること】
【登園時や散歩等の園外活動の前後等、場面の切り替わりにおける子どもの人数確認について、ダブルチェックの体制をとる等して徹底すること】
また送迎バスを運行する場合においても、【事故防止に努める観点から】として、
【運転を担当する職員の他に子どもの対応ができる職員の同乗を求めることが望ましいこと】
【子どもの乗車時及び降車時に座席や人数の確認を実施し、その内容を職員間で共有すること】
あらためて園内で確認の徹底を呼びかけていれば、危機意識を共有していれば、悲しい事故は起こらなかったのかもしれない。