「汚れた役をやってみたい」
今作は日活ロマンポルノ50周年記念プロジェクトとして製作された映画。日活ロマンポルノといえば、多くの名監督を生み出してきた。
「日活ロマンポルノ作品だと、相米慎二監督の『ラブホテル』という作品が好きで。さっき対談したときに、(今作の)松居監督もお好きだと知りました。今回、松居さんからオファーをいただいて、“ぜひ”と引き受けさせていただきました。
これまでご一緒したことがなかったのですが、僕が出演した映画を何本か見てくださっていて。ロマンポルノ50周年という記念作でもあるので、本当にありがたいです」
さらに、10月からは高岩田ガン(ヤッターマン1号)役を演じる『WOWOWオリジナルドラマ DORONJO/ドロンジョ』がスタートと、ひっぱりだこだ。
「こういう役をやってみたい、と思っても、まず求められなかったらそのチャンスはない。今は、食わず嫌いせずに求められていることに挑戦しなければいけないなと思っています。
いつか、こんな役は誰もやったことがないと思うような、外見的にも内面的にも汚れた役をやってみたいですね」
金子大地の「ストレス解消方法」は?
「最近は、友達と公園でキャッチボールしています(笑)。ひたすらキャッチボールして、休憩して水を飲んでを何度か繰り返して、暗くなったらサウナに」
すべての経験を演技に活かしたい
「恥ずかしいと思うことも、演技をするうえですべてプラスになると思っています。例えば、今回の『手』の森のように女性の前で大泣きしたり、本当なら目を背けたくなることが絶対にプラスになる職業。なので、いろいろなことを経験して、芝居でさらけ出していきたいです」
9月16日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
ヘアメイク/Taro Yoshida(W) スタイリスト/千野潤也(UM)衣装協力:スウェット/ケンイチ、パンツ/セブン バイ セブン、シューズ/アポクリファ(すべてサカス ピーアール)