8日、この一報を受けて、同大学の植木朝子学長は「深刻な事態」と同大学HPでコメント。同日、同大アメフト部の小宮弘明監督は無期限での部の活動停止と、今期のリーグ戦辞退を発表した。

 卑劣な犯行に手を染めた片井容疑者は一体どんな人物なのか。大阪府にある実家を訪ねるも、不在。そこで、近所の住民に話を聞くと、驚きを隠さずにこう答えた。

「事件で名前が出て、嘘やろと思ってた。何かの間違いやろうと。大人しくて、ええ子やったからね。酒を飲んだ勢いで、ほかの友だちにそそのかされて、やったんじゃないか」

 片井容疑者は幼いころから、弟2人と道端でよくキャッチボールをやっていたという。小中学校では勉強とともに野球にのめり込んだ。

「高校は私立の名門に入ってな。高校でも野球をやっていて、内野手を守っとったと思うわ。甲子園の予選でも4回戦までいっとったんやで」(同・住民、以下同)

容疑者の父親は一流企業のエリート

 前出の住民はこう話す。

「祖父はかつて建設会社に勤務していて、父親はいまも一流企業のエリート・サラリーマン。だから、ようけ金持ってはるわ。弟2人も、いま大学生やしな」

 一家は別荘を保有しているという報道もある。

 裕福な家庭で順風満帆に生きていた片井容疑者も、この一件でアメフト部破門はもとより、大学そのものも退学処分となるのは間違いない。さらに一流商社の就職も決まっていたと一部で報じられているが、内定取り消しは免れないだろう。

 片井容疑者に限らず、ほか3人も同様だ。卑劣極まりない犯罪が被害女性を深く傷つけ、容疑者みずからの人生にも取り返しのつかない傷を負わせた。失ったものは、もうもとには戻らない。