目次
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ー 炎上収まらないryuchellとpecoの離婚
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ー 追い詰められての“離婚決断”に
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ー 子どもには丁寧な説明が必要

 

《これからは夫と妻ではなく、人生のパートナー、そしてかけがえのない息子の親として、家族で人生を過ごしていこうね。という形になりました》

 ryuchell(りゅうちぇる・26)とpeco(ぺこ・27)が、8月25日にそれぞれのインスタグラムで離婚を発表した。ふたりは2016年に結婚し、2年後に長男が誕生。今後も別居はせず、4歳になった息子と3人で暮らしていくという。

《“夫”であることに、つらさを感じてしまうようになりました》

《本当の自分のことを言えずにいる苦しさを、毎日ひとりで抱え込んでしまいました》

 離婚原因となった、ryuchellのセクシュアリティーにまつわる告白はネット上で大きな反響を呼んだ。

《結婚前に伝えるべきなのに、ぺこがかわいそう》

《子どもの気持ちを考えると、公表する必要があるのか疑問》

りゅうちぇるは告白して楽になっただろうけど、そのぶんぺこに重荷を負わせているのでは》

 など、大多数がryuchellへの厳しい意見であったことから、発表直後は炎上状態に。

炎上収まらないryuchellとpecoの離婚

 突然の離婚発表から約1か月。ふたりはこの間にもさまざまなメディアに登場し、離婚に至るまでの葛藤や話し合いの様子などを語っている。ある女性ファッション誌のインタビューでは、

「結婚するときに墓場まで持っていくと決めていたから、てこ(ぺこ)には自分のセクシュアリティーを話していなかった」

 とryuchellが語ったことで、結婚前から自身の性自認があったこともわかった。

 ふたりの離婚について、新しい記事が発表されるたびに多くの意見が飛び交い、論争は収まりそうにない。“多様性”の時代、ふたりの離婚をどう見るべきなのか。

「大前提として、まずはryuchellさんの告白を尊重すべき」

 子育てアドバイザーで、『新しいパパの教科書』などの編著書がある高祖常子さんはそう語る。ただ、高祖さんがこのニュースに最初に触れたとき「婚姻関係を維持したうえでの“新しい家族の形”も見たかった」と少し残念に感じたという。

「多様化の時代だからこそ、男性と女性という性にとらわれない、新しい夫婦像を世間に示すことができたのではないかと個人的には思いました。自治体によっては、同性間のパートナーシップ制度も認められています。

 ryuchellさんとpecoさんのお互いの信頼は失われていないわけですし、ふたりの婚姻関係は解消したとしても、将来的にはこうした制度を利用する方向性もあったでしょう」(高祖さん、以下同)