THE ALFEE銀行は破綻しない
坂崎「僕らがやっているラジオ番組に若い方からメールが届くんです。“コロナ禍でファンになりました”とか“沼に落ちました”と。2月にリリースしたアルバム『天地創造』でファンになってくれた方もいて。これも、現役でやっているからだと思います」
高見沢「新曲を楽しみにしてくれるというのは、めちゃくちゃうれしいですよね。例えば、ビートルズだと、ジョン(・レノン)の声があって、ポール(・マッカートニー)があって、ジョージ(・ハリスン)で、たまにリンゴ(・スター)の声が聞こえてくる(笑)」
坂崎「たまにね(笑)」
高見沢「バンドサウンドとしてそれが、すごく心地よかった。だから、ソロになって、それぞれとても素晴らしい曲がありますが、ビートルズは越えられない、何か物足りない気がするんです。やっぱり、彼らが一緒にやってる時代の作品に心をつかまれますね。個人的な意見ですが」
坂崎「サイモン&ガーファンクルも、ポール・サイモンもソロでいいアルバムをたくさん出しているけれど」
高見沢「やっぱりガーファンクルの声が聴きたくなる。ハーモニーが欲しくなってしまうんですよ」
桜井「僕ら、ひとりひとりがバンド志向ですから。バンドじゃなくちゃ意味がないと思っている」
高見沢「ひとりだと大変だしね」
桜井「おまえが、それを言うなよ(笑)」
高見沢「だって、全部、ひとりで歌わなくちゃいけないんだぜ(笑)」
坂崎「そりゃそうだな、大変だ(笑)」
結成50年、デビュー50年が目前に迫っている。どんな計画を立てているのだろうか。
坂崎「もう綿密に」
高見沢「何も考えていないです(笑)。でもね、応援してくださるみなさんの青春を預かっちゃった以上、THE ALFEE銀行は、破綻しません! 預けていただいたものを倍にして返します」
桜井「みなさんのパワーがあってこそ続けられているバンドですから、きっちり返していきたいと思います」
秋の全国ツアー『THE ALFEE 2022 Autumn Tour Genesis of New World 秋の天地創造』が10月6日からスタート!
12月には『THE ALFEE 2022 Winter Genesis of New World Final 冬の天地創造』を開催。
<ヘアメイク/野原ゆかり COSTUME/中村秋美(ナカムラアキミ)>