羽生結弦がギュッと詰まった公演に
しかし、彼ならやりきることは難しくないそう。
「普段の練習も1時間程度はやっているので、羽生選手なら可能でしょう。また、演出での工夫も考えられます。1人でもお客さんを楽しませるプランがあるのでしょう」
内容について明かされているのは《これまでの僕の歴史やスケート人生そのものを感じていただけるようなもの》ということのみ。
「『SEIMEI』などもやりたいのでしょう。全部通してではないかもしれませんが、これまでのプログラムの一部をやることも考えられます」
出演のみならず、コンセプト、ロゴ、ステージ構成などもゆづプロデュースとなる今回。新たなショーの魅せ方を探求する姿に、羽生の起業家精神が垣間見える。その手腕を存分に発揮することが、スケート界の歴史の“プロローグ”になるか!?
折山淑美 '90年代初頭からフィギュアスケートを取材し、'10年代からは羽生結弦を丹念に追っている。'21年には羽生との共著『羽生結弦 未来をつくる』(集英社)を出版