コロナ禍で“お金に困っていた”
事故前日には仲本さんから電話があったそう。
「“あと2匹、犬と猫がいるから、工事の間、世話をしてくれる人はいないか”という相談の連絡でした。私がペットを預かってくれる人を探して、事故当日の午後6時に待ち合わせをしていました」
しかしそれが叶うことはなかった。
「19日には、純歌ちゃんから“あまりよろしくないので会いにきてくれませんか?”と連絡をもらい、仲本さんのいる病院に行きました。病院での純歌ちゃんは、とにかく混乱している様子でしたね。
仲本さんの訃報は犬たちも感じるものがあると思うので、純歌ちゃんが落ち着いて今後を考えられるようになるまでは預かっている子の面倒を見たいと思います。
仲本さんほどペットを大切にしていた人はいません。私に犬を預けたのも、リフォーム工事中にストレスを与えないためでしたから」
『新潮』ではコロナ禍で家計が火の車であることも報じられていた仲本さん。リフォーム費用は捻出できる予定だったのか。かつての国民的スターともあれば、貯蓄も多く残っていそうなものだが……。
「コロナ禍でテレビや営業の仕事が減り、経営していた飲食店の収入も少なくなったので、たしかにお金に困っていた様子でした。焼き鳥のテイクアウトの提案もしましたが、“そんなに売れないよ”と乗り気ではない様子で。でも、YouTubeに力を入れたり、高齢の仲本さんには体力的に大変な舞台の仕事を入れたりと、少しでもリフォームや生活の足しにしようとしていたようです」(仲本さんの知人)
最期まで“家族たち”を思い続けていた─。