高級焼肉を全員分おごりで
「ゼミの飲み会にも都合が合うときには来てくれました。そういう場では、自分から話すことも多かったですが、話を聞くほうが好きという印象。彼が焼き肉を食べたいと言って、男子学生だけで高級焼き肉店に行ったこともあり、全員分おごったみたいです」(佐藤教授、以下同)
もちろん、飲み会だけではなく、メディア史やメディア社会学などの授業を担当する佐藤教授のところで、勉学にも励んでいた。
「過去の授業内容についても質問してきて、勉強熱心。吸収する意欲がとても高かったですね。授業とは関係なく、演技や音楽の勉強のために昔の作品を見たり、聴いたりもしていました」
勉強面でも学友とのコミュニケーションは欠かせないものだった。
「仕事は忙しそうでしたが、友達が多かったので、テスト前になると勉強を手伝ってもらっていました。集中力があって、大学構内で勉強中のところを見かけて声をかけたのですが、しばらく気づかなかったこともありましたね。授業にも協力してくれて、ゼミの最後には彼が総評のコメントをしたり、彼に関するウィキペディアの内容を他の学生と一緒に1つずつ確認していったら、全部正しくて盛り上がったということもありました」
天性の魅力と恩師も目を細めるほどの努力。世界でも“セクシーサンキュー”な存在となりそうだ。