16日は、ガールスカウト日本連盟が主催する国際ガールズメッセにてスピーチを披露。月末は“公務ラッシュ”に追い込みをかけられた。
「28日には、奈良県の春日大社を初めて参拝されました。20年に1度、本殿の修復に伴って神様が“引っ越し”する若宮神社を参拝されるなど、予定が詰まっていましたが、疲れを見せずに、うなずきながら関係者の説明に耳を傾けられる佳子さまの姿勢には脱帽でした」
“自分はやってきた”という証拠づくり
奈良に1泊した佳子さまは、宮邸に戻ることなく、翌29日は都内でテニスの試合をご観戦。30日には、全国障害者スポーツ大会へ足を運ばれた。
長距離移動を伴う過密スケジュールをこなされる佳子さまの体力には、たしかに目を見張るものがある。だが、これまではむしろ逆のイメージがつきまとっていた。
「'19年3月に大学を卒業された佳子さまは、大学院進学や海外留学などの進路はもちろん、就職先すらも定めておられないようでした。その年の夏、皇嗣職の定例会見が行われた際には記者から“普段いったい何をされているのか?”“大卒の女性が社会に出ていちばん忙しい時期なのに、ご本人はどのように過ごされているのか?”といった質問が上がったほどです」(宮内庁関係者)
'21年5月、全日本ろうあ連盟に非常勤嘱託職員として就職された佳子さま。リモート中心だという勤務の全容は明かされなかった。新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向となった今年の春ごろから、秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方は地方公務を再開された。
「今年7月、佳子さまは全国都市緑化祭に出席するため、北海道へ。首都圏以外へ足を運ばれたのは約3年ぶりでした。以来、お出ましの機会を日ごとに増やされています。 ただ、いくらコロナが収束しつつあるとはいえ、この急激な変化には、違和感を抱かずにはいられません」(前出・皇室ジャーナリスト)
皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授は、佳子さまの積極的な姿勢について、こう見解を示す。
「近い将来、皇室を離れるにあたり“これだけ自分はやってきた”という証拠づくりをされているかのようにも見えます。熱心なご活動が、“公務さえやっておけば結婚は自由”といった解釈の延長にあるとすれば非常に残念です」