新たな世代に突入し大食い界に変化が

 現在、大食いフードファイトは、第六世代のはらぺこツインズの小野かこ&あこ海老原まよい(えびまよ)と、第七世代の篠原健太(しのけん)ありのまんまらが躍進。目下、世代交代が進行中だ。

 第六世代以降の大きな特徴は、ほとんどの有名フードファイターがYouTubeチャンネルを開設しているという点だろう。「“勝負”と“魅せる”ということは別物。YouTubeチャンネルに慣れすぎると、バチバチ感が薄れていく怖さはあります」と話すのは、自身も『MaxSuzuki TV』を有するMAXさん。

「YouTubeは食べ方が汚いと再生数が伸びづらい。そのため若いフードファイターは、食べ方を意識しすぎている節がある。ちなみに僕も、勝負モードのチャレンジメニューに挑む際などは、“閲覧注意”という注釈をつけているほど。

 勝負の世界は、やっぱりなりふり構わず食べにいかないと勝てない。でも、若い世代の中には、必ずしもそうじゃない人もいる」(MAXさん)

自身のYouTubeチャンネルで、総重量6kgのタンタン飯を制限時間8分の早食いに挑戦するMAXさん
自身のYouTubeチャンネルで、総重量6kgのタンタン飯を制限時間8分の早食いに挑戦するMAXさん
【写真】『元祖!大食い王決定戦』の移動バスの中、世代をこえて楽しそう

 アンジェラさんも次のように話す。

「私は女性選手の中でも“あご力”が一番だといわれています。そのため、得意食材はお肉です。噛む力が弱い人はナイフでカットしなければいけないため、その分タイムロスが発生するわけですが、私は『はじめ人間ギャートルズ』のようにお肉を手で持って、そのままガブッと食べられる(笑)。

 ですが、そうした食べ方には賛否があります。なりふりかまわず勝ちにいくというバトル感が、ここ最近は少し影を潜めているのかなって