「小柄で色白、内気でおとなしく、外で遊ぶよりも家の中でひとりゲームをして遊ぶような子でした。母親がずっと病気で入退院を繰り返していたため、おばあちゃん子でしたね。きょうだいもおらず一人っ子だったため、本当におとなしいイメージしかなくて、あんな残忍なことをしたとは今でも信じられない」(近所の住民)
無口で友人もほとんどいなかった容疑者
容疑者が10歳ぐらいのときに祖母が他界。だが、母親は病気がちで家におらず父親も会社勤めで忙しいため、農業をしていた祖父が容疑者の面倒をみるように。すると、
「無口で友人もほとんどいなくて、やはりひとりでゲームばかりしていた。中学校では卓球部に所属していましたが、レギュラーと補欠の境目。勉強もそれほど得意ではなく、まったく目立つ存在ではなかった」(小・中学校の同級生)
容疑者の生活も変化したようで、
「祖父がしょっちゅうパチンコ店やゲームセンターに連れていって、遊ばせていた。孫とゲーセンで1日に7000円スったとか話していましたよ。そんな具合だから、友だちができないんですよ。高校になっても、祖父は“孫のスマホゲーム代は月8万円かかる”と言っていましたから。甘やかしすぎたんですよ」(別の近所の住民)
その後、定職につかなかった容疑者は自宅近辺にあるコンビニの深夜アルバイトをしていたが、
「“すぐ辞めては別の店に行く”を繰り返していましたね。地元の成人式の集まりにも、参加しなかった」(別の同級生)
祖父が所有していた農地が高く売れて大金が入ったことで孫への甘やかしに拍車がかかる。
「4年ほど前に祖父が翔平くんに軽自動車を買い与えていた。また資金援助を受けて、翔平くん(容疑者)は埼玉県熊谷市で独り暮らしをし始めたんです」(前出・近所の住民)
理由は、容疑者の結婚だった。
「おじいさんは“オレの孫はモテるんだよ”と喜んでいて、引っ越しも手伝っていた。その際、“10万円渡した”とも」(同・前)
ところが、2年前に祖父が他界。その頃には藤井容疑者も離婚していて、子どもが1人いたという話も。