そして現役中高生が選んだ「紅白に出演してほしい歌手」ランキング1位、つまりはリアルに人気があるアーティストは、後輩グループの『なにわ男子』だった。
彼らを選んだ理由として紹介されたのが、《今一番勢いのある、関西からデビューしたキラキラ王道アイドル。なにわ男子の魅力を知ってほしい!(ばなな・中学3年女子、兵庫)》との10代女子からのコメント。
昨年11月にデビューしたばかりの7人組だけにグループとしての勢いがあるのはもちろんのこと、道枝駿佑や西畑大吾らメンバーのソロ活動も目立っている。紅白初出場を願っている中高生が多いようだ。
ランキング2位に『Snow Man』(出場1回)、3位には『SixTONES』(出場2回)とジャニーズの若手グループが続いた。それぞれの主な理由がこちら。
Snow Man《圧倒的なダンスと歌のパフォーマンス、トーク力で紅白をさらに盛り上げてくれると思う。(えしぇふ・高校3年女子、埼玉)》
SixTONES《表現力がすごい。全員が歌を歌うことを楽しんでいるから聞いていて気持ちが良い。(かにたま・高校1年女子、新潟)》
10月31日をもってジャニーズ事務所を退社した滝沢秀明氏が、2020年1月に異例の同時デビューさせた“スノスト”。今やジャニーズを代表するグループに成長した2組は、圧巻のパフォーマンスで10代を魅了、紅白のステージも盛り上げてくれそうだ。
4位、5位にもキンプリの名前なく
4位には、2022年3月に3人での活動再開をさせたロックバンド『Mrs. GREEN APPLE』。そして5位は日韓台メンバーによる多国籍グループ『TWICE』と、以下も若い世代に人気のアーティストがランクイン。
そしてキンプリはというと……名前が出てきたのは8位。
《かっこよくて歌が上手。年末に癒やされたい。(マスク・高校1年女子、鹿児島)》
《メンバーそれぞれさまざまな仕事をこなしてきて、知名度も上がったと思う!(りれん・中学1年女子、山口)》
ランキング順位もさることながら、上位3グループと比べてやや特徴のないような寂しいコメントにも思えてしまうがーー。
元は『Mr.King』と『Mr.Prince』の2つのユニットから結成されたキンプリは、ジャニー喜多川さんの“肝入り”として2018年5月にデビュー。“ポストSMAP”“ポスト嵐”とも称された、ジャニーズの期待を一心に背負った若者たちの未来は、誰もが輝かしいものと信じて疑わなかった。
しかし、そんな重責とプレッシャーからか、デビュー間も無く岩橋玄樹がパニック障害を患うことに。治療専念のために休養するも、結局は2021年3月にグループ脱退、ジャニーズを退所することに。