2021/7/30放送回でドロップアウトを選んだスギちゃん。賞金40万円を獲得
2021/7/30放送回でドロップアウトを選んだスギちゃん。賞金40万円を獲得
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 スギちゃんがドロップアウト(2021/7/30)した回を見た人に聞くと「“私は小学5年生より賢くありません”って番組に無理やり言わされている感じでちょっと後味が悪かった」という。

 番組としてはタレントは最後までチャレンジして盛り上げて欲しいし、(うがった見方だが)イージーに賞金を持ち帰られるのは予算的にも痛く、その意識がこの“罰ゲーム”的セレモニーにあらわれているように見えなくもない。

 しかし、このセリフ単純に少し屈辱ではあるし、お笑い芸人やバラエティの常連が言うなら違和感はなくもないが、チャレンジャーには普段テレビに出ないような文化人系もおり、その人たちが言わされるとするとかなり違和感がある。

 そんな後味の悪さや、金銭的に苦労している芸能人の存在を考慮して番組側がセリフを変えたのだろう。

 そもそも賞金方式で、かつドロップアウトもある番組は、炎上含め、何かと話題になるもの。

「自首」でたびたび炎上が起きるフジテレビ『逃走中』

 ウッチャンナンチャンが司会をつとめ、2005年以降レギュラーや単発で放送されてきた『ウンナン極限ネタバトル! ザ・イロモネア 笑わせたら100万円』(TBS系)は、「一発ギャグ」「モノマネ」「ショートコント」「モノボケ」「サイレント」の5分野でランダムに選ばれた観覧者の5人を笑わせるとクリアしていける仕組みだが、こちらもルール上ドロップアウトは許可されていた。しかし、お笑い芸人たちはプロ意識が高く、5分野を行けるところまで行き、途中降りたりしないのがいつの間にか暗黙の約束になっていた。

 フジテレビ系の人気シリーズ『逃走中』はテーマパークなどのフィールドでタレントたちがハンターから逃げ回り、逃走時間が長いほど賞金が加算される企画。途中ゲームから降りる(「自首」と呼ばれる)ことで、スタートから自首までの時間に応じた賞金がもらえるが、今までに自首を成功させたドランクドラゴン鈴木拓やとろサーモン久保田かずのぶなどがSNSで炎上した。