いしだ壱成の母親代わりも

 東京スポーツにいしだが寄せたコメントによると、松原さんは石田が所属する事務所の副社長も務めていたという。やがて壱成が俳優としてデビューすると、石田に叱られて落ち込む壱成を励まし、母親代わりも務めてくれていた。松原さんの懐の深さが伝わるエピソードだ。

 しかし、石田の裏切りは終わらない。1996年にモデルの長谷川理恵との不倫が報じられ、「不倫は文化」発言が飛び出し、石田はたちまちマスコミの火だるまになる。

 世間的には、離婚の理由はこの不倫が原因と思われているが、実はそうではないのだという。

 2015年5月15日に放送されたフジテレビ系『金曜プレミアム 気まずい2人が久しぶりに会ってみました』で松原さんが語ったところによると、「不倫は文化」発言の翌日、ちょうどすみれの私立小学校入試の面接があった。

 松原さんは面接に一人で臨むつもりだったが、純一が堂々と会場に現れたのだという。そして、面接官に「週刊誌やテレビを騒がしていますね?」と聞かれ、「ははは」のようなトボけた回答を。

 それが理由かどうかはわからないが、すみれは不合格に。

 純一によると、「落ちたとき、千明ちゃんの“ブチン”と切れる音が聞こえましたからね……」

 公立校に通うことになったすみれは、同級生から「文化の子」と言われイジメられたという。石田は情報番組のキャスターを降板し、年収3億円から、8000万円の借金生活に転落した。

 さんざん翻弄された母子だが、『気まずい2人が久しぶりに会ってみました』では、純一が松原さんに「迷惑かけて、傷つけてごめん」と謝罪。すみれが両親に宛てた手紙を読み上げ、最後は3人のハグで終わった。