目次
Page 1
ー “2040年カントリーマアム問題”とは
Page 2
ー 3分の1も容量減少したポテチ

《なんかポテチ少なくなった?》
《カントリーマアムってこんな大きさだったっけ?》

 価格はそのままで、内容量が減っているという“ステルス値上げ”が話題になっている。例えば、ロッテの『コアラのマーチ』は1個100円の値段はそのままで、今年7月5日発売分から50グラムが48グラムに減り、雪印メグミルクの『スライスチーズ(7枚入り)』も値段380円は変わらずに今年9月から126グラムが112グラムに変更となるなど、幅広く行われている。

“2040年カントリーマアム問題”とは

 単純な値上げとは違い、購入時に支払う金額は同じため気が付きにくい。SNSでは《ステルス値上げは詐欺に近い》《ステルス値上げするなら堂々と値上げしてほしい》といった批判の声も挙がっている。では、実態はどうなっているのか。代表的なお菓子の3商品に絞って各社に話を聞いた。

 まずは、株式会社不二家の『カントリーマアム』。いくつもの商品がある中、バニラ味とココア味が入っているお徳用の大袋タイプは‘92年の発売当初は28枚入りで1枚当たり11.5グラムだった。

 その後、価格こそ500円と変わらないが、‘96年には30枚入りで1枚10.5グラムに変更されたものの‘07年から枚数減少を重ね、ついには‘14年に1枚10グラムで20枚入りとなった。このままのペースで減少していくと‘40年にカントリーマアムは消滅してしまうのではないかとSNS上で噂となり、“2040年カントリーマアム問題”と一部で心配の声が上がっている。(ちなみに現在は19枚入りでオープンプライス)

 内容量が変更された理由について不二家に確認したところ、

「原材料高騰などに対応した場合もあれば、大袋タイプのお徳用商品のため、政策的に増減をしている場合もございます」

 との回答だった。“2040年カントリーマアム問題”についても聞いてみたが……