春馬が天国から僕らにベールをかけてくれて
そんな内幕をいっさい感じさせず、すべての公演を全力で演じきった背景には、叶えたかった夢が関係している。
「“春馬さんのやり残した仕事を引き継ぎたい”と、城田さん自ら『キンキーブーツ』の製作スタッフに直談判。その熱意に心を打たれ、かつオーディションを行ったうえで、キャスティングされたんです」(舞台関係者)
千秋楽を終えた城田は自身のインスタグラムで、
《全47公演、無事に完走しました。感無量です》
と、キャストたちとの写真を添えてこう投稿した。
「そこには春馬さんのインスタグラムのタグもつけられていたんです。いかにこのカンパニーから春馬さんが愛されていたかが伝わってきましたね」(前出・演劇ライター)
城田はカーテンコールで、
「春馬が天国から僕らにベールをかけてくれて守ってくれたんじゃないか」
と、1人のキャストも欠けることなく全公演を無事に終えられたことに感謝していた。
「以前から春馬さんは周囲に、城田さんと舞台で共演したいと語っていました。間接的ですが今回夢を叶えられたことも涙を流した理由でしょう」(同・演劇ライター)
無事に“約束”を果たした城田の姿は春馬さんにもきっと届いただろう─。