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大手牛丼チェーン、すき家の北海道・札幌市内にある店舗の前で撮影されたという動画がTwitterで拡散され、話題となっている。
「動画が撮影されたのは11月28日の午前0時過ぎ頃のようです。制服を着た店員とみられる2人がトレーを持って足を前に踏み出す動作など、接客の練習と思われるようなことをしていました。深夜ということもあって、気温は4度くらいの屋外で、上司とみられる人から“足を出すタイミングが遅い”や“何度言ったらわかるんだ”などと厳しく指導されていたようです」(ネットニュース編集者)
寒い屋外で上着も着ずに厳しい言葉を放つ姿に《ブラック企業》《完全にパワハラ》《意味があるのか》などと批判の声が相次いで投稿された。
すき家では今年1月、接客や調理、配膳、会計、洗い物などの業務を1人でこなす“ワンオペ”中に女性従業員が倒れ、3時間放置されて亡くなるなど、勤務体制が問題となっていた。
今回拡散された動画はパワハラだったのか。株式会社すき家の広報に確認したところ、動画の内容は事実だと認めた上でこう説明した。
「トレーニングしたい」本人たちからの要望だった
「接客のサービスの大会を年に1回実施しておりまして、各店舗から応募者を募って、地区予選、本選を行っております。今回につきましては、当該従業員がエントリーしており、深夜勤務でしたので、本人たちからこの時間にトレーニングがしたいという申し出がありまして、深夜に実施しました。アルバイトの2人に対して社員が指導していました。当初は店内で行っておりましたが、提供のスピードが動作を伴うため、その部分の10分から20分ほどを外で行うということになったそうです」