関係を続けるならば“単身赴任”
Jリーグは今シーズンの試合はすべて終了し、現在は来季に向けて“契約更新”か“契約終了”か、という時期に入っている。『大宮』も契約を更新した選手を続々発表している。現時点(12月8日)で三幸の名前はそこにはない。
「ベテラン選手はたいていの場合、1年間の単年契約です。“来年”のさらなる成長、もしくは変わらないクオリティを見せてくれるかは、年をとればとるほど難しいからです。三幸選手の『大宮』との来季の契約はかなり難しい状況でしょう。そうなれば霜田さんが再度“拾う”可能性は高い。松本山雅はトップのJ1から数えて3部にあたる『J3リーグ』。“下部ならまだやれる”という考え方もあります」
現在、三幸は木下と“半同棲”状態にある。所属チームは『大宮』が本拠地。チームでの練習後でも都内の木下家を訪れるのはそう難しくはないだろう。
「『松本山雅』は長野県ですからね……。平日ほぼ毎日練習があり、週末に試合があるなかでひんぱんに都内まで行くのは不可能。関係を続けるならば“単身赴任”となるでしょう。移籍の多いサッカー選手は、家族と離れ単身赴任でプレーする選手は少なからずいます。
ただそれ以上に金銭的な部分への影響が大きい。三幸選手は昨年、J1『湘南ベルマーレ』でプレーしましたが、今年はカテゴリーの落ちるJ2『大宮』でプレー。仮にですが、来年J3『松本山雅』となると大幅な給料ダウンは避けられません。
J3のチームは、『プロ契約選手の保有人数が3人以上』という規定。つまり“全員とプロ契約しなくてもOK”。よって年俸制のプロ選手もいれば、月収10万円台、低い人では数万円というバイトをしなくては暮らせない選手が入り混じります。年俸制のプロ選手すらJ1・J2と比較すれば、かなりの低い年俸でプレーしています。リーグのカテゴリーが下がるということは、給料が下がるということと、ほぼイコールなので……」
単身赴任、給料ダウン……三幸は“プロ”でいられるか。