一連のインスタライブを視聴した、また拡散された“実況”ツイッターを見たネットユーザーからは、

西武はエースがいなくなる球団ですか… それを西武の現役投手が言っちゃったんですね 今井は熱い漢で好感持てたんですけど、この発言はマズイですね》

《今井はもう少し考えてからSNSで発信してほしいわ。あれでは球団批判してるように思われてもしょうがないだろ》

どう見ても球団批判に私には聞こえてしまう。 他の人にはどう聞こえるかは人それぞれだから分からないけど。 私は批判に感じてしまうから、自分は西武ファンだから見るのが辛くなってきて離脱してきた

 西武ファンからも“球団批判”と受け取られたようだが、それでも“批判ではなく、イチ意見”と主張。その後も“メジャー挑戦を応援しているファンもたくさんいる”“本場で野球したいですよね”などと、高橋が置かれている立場を慮りつつも、FA制度に縛られた「プロ野球選手」という職業の選択自由のなさを嘆く今井だった。

優勝するために引き留めてほしい

 パ・リーグやイースタン・リーグを中心に取材を重ねてきたスポーツジャーナリストは、「球団批判の意図は全くないでしょう」と擁護する。

グラブに“無双”の刺繍を施しているように、元来は強気のピッチングでバッターを攻める、気持ちを全面に出す熱いタイプ。やんちゃな面も少々あるだけに、ライブ配信で少々気持ちが昂ったのでしょう。

 それにコロナ禍でもオンラインミーティングを開催して一人一人と対話したり、ネットツールやSNSで交流の場を設けたりと、常にファンを大切にしてきた選手でもあります。そんなサービス精神もあってこその、ファンを前にしての本音だと思いますよ(苦笑)。

 そして誤解してほしくないのですが、誰よりもチームのことを考えていますし、西武を優勝させたい思いが強い。それだけにエース格として、共に投手陣を引っ張ってきた(高橋)光成にチームに残ってほしい、球団が何としても引き留めてほしい気持ちでいっぱいだったのでは?」

 自身の契約更改では、度重なる故障によってチームに貢献できなかった悔しさからか、入団時から背負った背番号「11」を自ら返上し、来シーズンは「48」への変更を申し出た今井。

 その熱すぎる思いを胸に、自身がエースとなって投手王国を再建してほしい。