『Call me back』を試聴した前出のマネージャーによると、「デビュー間もない頃の彼女がよく再現できているとは思います」と一定の評価はしつつも、
「それでも、すぐにヴォーカロイド音声とわかるような、歌声にユーミンらしい色や感情、表現力が見えてこないと言わざるを得ないのかなと。近未来を意識したミュージックビデオにしても、本人やAIユーミンの演出を含めて、“こうしなければもう、成り立たないのかな”と聴くほどに悲しくなるような」
近年、囁かれてきた歌声の劣化
“ポップス界の女王”として長らく日本の音楽シーンを支え、その世界観で多くのアーティストや歌手に影響を与えてきたユーミン。しかし、50年送ってきた歌手人生の弊害か、自身に起きた“変化”もまことしやかに囁かれてきた。
「10年くらい前からでしょうか。ユーミンの特徴である、鼻にかかった独特な歌唱テクニックによって声帯が酷使されたのか、それとも加齢による衰えなのか、コンサートでは高い音がほとんど出ない、また声が裏返ったり、かすれ声になることも見受けられるようになったのです。
それでも“ユーミン”を求めてコンサートに通う熱心なファンは受け入れられても、紅白などで久々に彼女の生歌を聴いた視聴者にしてみれば、“ユーミン、どうしたの?”となるのも無理はありません」(前出・マネージャー)
そんな疑念もあってか、2022年も紅白に出場すること、そして“AIユーミン”とのデュエットすることが発表されると、
《ユーミン劣化してるんだよね。過去の名曲の価値が減るものでは無いけど。高音が出なくて機械で加工してるよね》
《えっ!生歌大丈夫??って思ったらAIとコラボね。なるほどね》
《ユーミンの紅白出場とか、不安しかない。もうビートたけし並みに声出てないやん。あ、それでAIと共演か》
と、“彼女たち”が共演に至った理由を勘ぐるユーザーも。実際のところ、ユーミンの歌声は限界に来ているのだろうか。