直撃取材に、お笑いへの情熱を語った三又

「確かに、ちゃびりぼんくんの家に泊まりましたよ。ええ、ひとり暮らしで、寂しかったんです。 彼の家に泊まって、アマゾンプライムで三島由紀夫のドキュメンタリー番組を繰り返し見て過ごしました」

 とりつくろわずに話す三又。貯蓄について聞いてみると。

「現在、借金はありません。コロナ禍でも、ネット配信で収入を得ていましたので、自活はしていますよ」

 とはいえ、'22年は不幸が続いたと振り返る。

「1月におふくろが、つい先月に親父が亡くなりました。よくしていただいたダチョウ倶楽部の上島竜兵さんも亡くなり、事務所の先輩である浅草キッドの水道橋博士も体調を崩されました。'22年はいろいろありました」

 ”悪絡み”と言われることにも語ってくれた。

「それはね、ちゃんと“関係性”がある人と絡んでいるので、決して“一方的ではない”ことは伝わってほしいですね。そもそも本当に嫌われていたら、呼ばれしないし、名前も出されないですから」

 ただ、自身の芸風に関しては思うことがあるという。

「ヒールという悪役に、どこか甘えていたかもしれません。不甲斐ないですが、これは自分の責任です。

 このままクズ、ポンコツ、イジられ芸人と言われたまま、終わっていいのかと自問すれば、答えはNO。最近は、そういったほかの芸人さんとのエピソードを語るような仕事は断っています」

 もちろん、お笑いへの情熱も尽きていない。

「いま力を入れているのは定期ライブやフリートーク。継続していれば、結果はついてくると信じています」

 心配ごとを一蹴し、飽くなきお笑いへの情熱を語った三又。彼のお笑い道はまだ続く――。