別の回では、秋篠宮さまが誤って愛子さまの立ち位置にお立ちになる場面も。
「秋篠宮さまが“失礼”というように軽く会釈し、愛子さまが正しいポジションに入られたのですが、なんとも和やかな雰囲気で。叔父と姪のコミュニケーションが垣間見えたのは、訪れた多くの人にとっても新鮮だったと思います」(参賀した男性)
昨年詠まれた和歌の意味
愛子さまのご表情やお手振りは、回数を重ねるごとにやわらかくなった。前出の柴山さんは、3回目のお出ましで“サプライズがあった”と喜々として語る。
「ご挨拶を終えて退出される際、天皇ご一家を中心に上皇ご夫妻と秋篠宮ご夫妻、佳子さまがギュッと寄って、訪れた人々に改めて手を振られたのです。午前中のみのお出ましになっていた上皇ご夫妻にとっては最後の回だからだったのかもしれませんが、今までに見たことがない光景でしたので感動しました」
新年一般参賀の再開と愛子さまの成年皇族入りを祝すかのような“サービスショット”に、参賀者からは感嘆のため息が漏れたという。
元日の『新年祝賀の儀』に始まり、お正月は多忙を極める皇室ご一家。息つく間もなく、1月18日には和歌を披露しあう『歌会始の儀』が予定されている。'22年、同行事に初めて臨んだ愛子さまは、「窓」というお題で次の和歌をお詠みになった。
《英国の 学び舎に立つ時迎へ 開かれそむる 世界への窓》
高校2年生のとき、イギリスの名門私立・イートン校のサマースクールに参加された愛子さま。歴史ある建物を前にしたときに抱いた“この場所で過ごすことで、世界がもっと身近になるだろう”という思いを込められた。
'23年のお題である「友」でどのような和歌を詠まれるのか注目が集まる一方、現在、学習院大学文学部日本語日本文学科3年生のプリンセスには、大学の期末試験も控えている。