さらに、“製作代行例集”には、『宇宙戦艦ヤマト』森雪や『うる星やつら』ラムなどさまざまなキャラクターが並んでいる。また、女性キャラクターだけでなく、『名探偵コナン』安室透といった男性キャラクターもある。アニメの知名度に比例しているのか、『新世紀エヴァンゲリオン』惣流・アスカ・ラングレーや綾波レイなどが特に人気なようだ。
改造方法も手が込んでいるものが多い。ネットオークションで個人が販売しているケースでは、“頭部と胴体を切り離し、別のフィギュアと合体させる”改造が大半だった。
しかし、業者の製作代行例では
・もともとフィギュアが着用している服を透けさせる
・性的な玩具を手にもたせる
・胸を過剰なまでに大きくする
・手を拘束して開脚させる
・恥じらいの表情にする
など、依頼者の性癖が垣間見えるような手の込んだ改造が施されている。代行業者を謳うだけあって、技術の高さには定評があるようだ。
“魔改造代行”も法的にはグレーゾーン
「今まで魔改造フィギュア関連で逮捕されたのは、ほとんどが改造したフィギュアの販売をしていた個人。ですが、法的には“魔改造代行”もグレーゾーンにあたります。著作権者が取り締まりに乗り出した場合、摘発されることも考えられます」(前出・全国紙記者)
魔改造の行く末はいかに…。